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公開日:2024.02.01
平塚署管内
事故件数4年ぶり減少
県内ではワースト2
平塚警察署管内で2023年中に発生した事故件数が、前年比67件減の811件だったことが同署への取材で分かった。減少は4年ぶりとなったが、県内54署では2番目に多い数字だった。
事故件数の内訳は自転車が270件、バイクが185件、65歳以上の高齢者が関係するものが294件。負傷者は942人、うち重傷者44人、死者1人だった。
交通事故件数は2019年の716件から3年連続で増加していたが、交通課は「右肩上がりだった件数が久しぶりに減少したことはうれしい。交通安全啓発など様々な活動が結果につながっているのではないか」と話す。
同署ではAI(人工知能)による事故発生予測マップを用いた警戒活動や、スポーツタイプの自転車に乗った「湘南平塚サイクルポリス」が街中を巡回するなど、独自の取り組みで事故抑止に取り組んでいる。
4年ぶりの減少となった一方、県内54署の中では大和署に次いで2番目の多さだったことから、「今後も交通安全の啓発、指導を続け、悪質なものには取り締まりを強化していく。マナー、ルールを守って気をつけてほしい」(同課)と呼び掛けている。
自転車は3年連続最多
自転車事故は3年連続県内最多、高齢者の事故は2番目の件数だった。
時間帯別では、午前8時から10時が125件で最も多く、午後6時から8時が114件と主に通勤通学の時間帯に集中。地区別に見ると、田村が49件で最多、四之宮が45件で続いた。
市内には国道129号や134号など幹線道路が多く自転車事故件数の高止まりにつながっているが、同課は「住宅街での事故も多く注意が必要」と話した。
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