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平塚・大磯・二宮・中井 社会

公開日:2024.02.08

企業版ふるさと納税
平塚市が大臣表彰
波力発電に5千万円寄付

  • 平塚波力発電所と電池推進船(平塚市提供)

 平塚市が波力発電分野で行う新産業の創出や地域活性化に向けた取り組みが、企業版ふるさと納税の好事例として内閣府から表彰を受けた。

 市は2016年度から波力発電の関連事業に取り組んでおり、産学公で「平塚海洋エネルギー研究会」を発足。二酸化炭素排出削減に向けた環境省の実証事業に採択され、平塚波力発電所の海域実証に協力してきた。

 波力発電による漁業の脱炭素化を目指し、これまでに電池推進船の漁業利用や海藻による二酸化炭素の吸収実験などを展開。これらの取り組みに対し、ヤフーなど2社から企業版ふるさと納税として3年間で計5500万円を集めた。

 表彰は18年度から始まり、県内からの受賞は平塚市が初めて。事業を主管する市産業振興課は「名誉なこと。これを機会に多くの人に知ってもらえればうれしい」と話している。

 企業版ふるさと納税は、地方公共団体による地方創生の取り組みに企業が寄付を行った場合、法人税などが軽減される制度。

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