平塚市国際交流員としてカウナス市から派遣されている ジュギーテ サウレさん 市内在勤 28歳
リトアニアとの架け橋に
○…東京五輪・パラリンピックで平塚市がホストタウンを務めた縁で交流を続けるリトアニア共和国・カウナス市からの国際交流員として、2022年8月に着任。同国の文化紹介や情報発信、通訳などの業務を通じて、国際交流活動の一翼を担う。昨年11月には、両市の姉妹都市提携にあたり故郷での調印式に出席。「国際レベルでの仕事は人生でもなかなかできないこと」と強く思い出に残っている。19日から始まる「リトアニアウィーク」では、世界遺産にもなったモダニズム建築を紹介する予定だ。
○…黒澤明の映画「七人の侍」など日本作品に興味を持ち、大学では日本学科を専攻。2017年に留学で初来日した際は京都で暮らし、寺社や博物館などを巡ってむさぼるように日本文化を吸収した。日本での仕事に憧れて国際交流員に応募し、3度目の来日。赴任した平塚の印象を「海も山もあって、自然が多くて落ちつく」と笑顔で語る。
○…最初は苦労したという食事にもすっかり慣れ、今では納豆が好物になった。休日にはひらつかビーチパークで海を眺めながら散歩したり、美術館に足を運んだりと平塚暮らしをエンジョイ。昨年は湘南ひらつか七夕まつりの会場にも訪れ、絢爛な飾りの数々に圧倒されたという。「休日も仕事も大好きな日本文化に関われる天職です」と満足げだ。
○…「自然豊かな土地や、穏やかで礼儀正しく少しシャイな一面など、国民性が似ているかな」と、国際交流員としての仕事を通じて日本への親近感が一層湧いた。任期は1年更新で、最長5年間。「教育や文化交流など様々な分野で貢献したい。そのためには自分がもっと成長したい」と、母国と平塚との架け橋として力を尽くす。
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