平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記
公開日:2026.04.03
「21渋田川プロムナードプラン推進協議会」の会長を務める 福田 敏伸さん 平塚市西真土在住 77歳
故郷の渋田川を守り抜く
○…渋田川沿いの緑化推進や環境保全に取り組む「21渋田川プロムナードプラン推進協議会」の会長に就任したのは、2025年5月。会長として迎える初の大仕事は、4月5日に主催する「渋田川桜まつり」だ。来場する人に川の環境美化について考えてもらう機会となるため、「途絶えさせることなく、次世代へつなげていきたい」と熱い胸の内を語る。
○…生まれ育った西真土に流れる渋田川は、小学生時代、魚捕りに明け暮れた遊び場だった。「水がきれいで、うなぎもいました」。中学進学を機に足が遠のき、徐々に汚濁が進んでいった川の様子に気づかなかったという。清流を取り戻そうと1993年に発足された「真土桜堤協力会」に、67歳で入会。その頃には、先人の努力により既に今の美しい景観が再生されていた。「汚れていた時の写真を見た時は驚きました。川をきれいにしてくれた方々に感謝しかありません」
○…渋田川の整備は、年に5回行っている。特に、土手の斜面の草刈りは重労働だ。「機械がない時代、全て手作業だった頃はもっと大変だったはず」と吐露。不法投棄の回収を行うことも活動の一環になっている。やりがいは、地域住民からの「ご苦労さん」の一言。「皆さんの憩いの場をもっと良くしようという気持ちになります」とほほ笑む。作業を終えた後の景色を見る満足感も格別だという。
○…協議会の理念「この環境 未来へつなごう 人の輪で」を何よりも大切にしている。「会長にと声をかけられた時、『みんなでやるから』と言ってもらえた。一人で背負うのではなく、協議会を構成する川沿いの市内9地区の協力を得ながら、より良い形を模索していきたい」と決意をにじませた。
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