二宮町が新たな町の特産品として普及に取り組む「湘南オリーブオイル」「湘南オリーブ」のロゴマークを、東海大学教養学部芸術学科デザイン学課程の井上愛未さん(3年生・小田原市在住)が考案した。湘南オリーブオイルは3月に特許庁の地域団体商標に登録内定しており、町は新たなロゴを活用してPRに弾みをつける。
二宮町でのオリーブ栽培は2004年、町内で農場を営む浜田治郎さんが地元の新たな特産を求めて始まった。年々生産数を増やし、11年に「湘南オリーブオイル」として商品化。16年には町と商工会、生産や加工を担う事業者に、中井町を含む近隣1市4町などを加えた湘南オリーブ振興協議会が発足した。
湘南の海などイメージ
商工会が出願した地域団体商標の取得と合わせ、同協議会では商品に親しみを持ってもらおうとロゴマークの制作を東海大学に依頼した。オイルのロゴは、明度を抑えた黄色と深みのある青で高級感と湘南の海を表現。オリーブの方は若々しい緑を使い、年齢問わず誰もが手に取りやすいよう意識したという。
ロゴを考案した井上さんは二宮高校出身で、「校舎の最上階から海と町並みが一望できる景色は印象に残っている」と話し、「幅広い世代に手に取って欲しい」とはにかんだ。二宮町の村田邦子町長は「町内から全国にはばたく商品になると思う」と期待を寄せた。
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