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平塚・大磯・二宮・中井 文化

公開日:2025.06.27

湘南ひらつか七夕まつりをつなぐ
地区飾りも見に来て
土屋 上惣領はエコが特徴

  • 同会の昨年の飾り(提供)

  • 昨年の竹灯篭(左)今年の制作風景

 湘南ひらつか七夕まつりに合わせて掲出される飾りは、平塚駅前だけでなく、市内全域で見ることができる。七夕飾りコンクール「地区別の部」で2022年から3年連続で1等を受賞している「土屋 上惣領子ども会」は、今年も1等を目指し制作に力を入れている。

 同会は、石黒英恵会長を含む3人の会員とその子どもたちで構成されている。同会が手掛ける飾りは、ペットボトルや牛乳パックなどの廃材を活用したエコな飾りが特徴だ。各家庭から1年をかけて集められた材料が鮮やかに生まれ変わる。

 石黒さんは「まつりが終わると同時に次の飾りに向け、材料を集め始めます」と1年を通して七夕漬けの日々を送る。

 今年のテーマは「みんなで学ぼう楽しい教科」。社会科や外国語などの教科書が飾り側面に描かれ、黒船に乗るペリーを模した立体作品などが加えられている。

地域も世代もつなぐ

 飾りは同地域で活動する「上惣領竹あかり」が制作した竹灯籠と共演し、幻想的な空間を生み出す。地域一丸で作られた飾りは、翌年以降にも掲出され地域で長く楽しまれる。

 メイン会場を飛び出して、市内各所で、まつりと市民をつないできた七夕飾り。子どもから高齢者まで参加する制作風景は、世代を超えた七夕の思い出として地域に受け継がれる。

6年ぶりに表彰式

 七夕飾りコンクール「地区別の部」は、市内全域を南、東、西の3地区に分けて行われる。昨年は全体で39本が参加し、33本が入賞した。今年は6年ぶりに同部の表彰式が行われるとあって、制作者たちは一層力を入れている。

 また、今年初めて同部の飾りの写真が、7月5日(土)から同まつりHPで掲載される。同まつり実行委員会内の七夕竹飾り委員会が、駅前だけではなく、市内各地の飾りを広く知ってもらおうと発案した。

 同委員会の片野之万委員長は、「七夕まつりは駅前だけでなく、平塚市全体のまつり。まつり期間以外でいいので、駅前に地区別の部の飾りも掲出できたら」と話した。

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