平塚・大磯・二宮・中井 コラム
公開日:2025.10.23
ベルマガ通信
勝利も可能性もこぼれ、迎えた絶望
10月19日ホーム 湘南1-1京都
今季を象徴するような試合だった。勝ち点3があとわずかで手の中からこぼれていった。前半は理想的な展開だった。中野伸哉選手の前からのプレスでボールを奪い取り、鮮やかな鈴木章斗選手の先制点。その後に取られた相手のPKを真田幸太選手のビッグセーブ。さらに相手の退場が加わり、優位性を保ち、後半へ。
しかし、曺貴裁監督が率いる京都サンガは、特徴である高さを活かしたロングボールと、カウンターを使って押し込んで来た。湘南ベルマーレは前に出ることができず、最終盤にロングボールを放り込まれ、大外でフリーの選手に致命的な同点ゴールを決められてしまった。18試合ぶりの勝利で残留争いへのわずかな希望となるはずが、単なる7連敗を止めただけのほぼ絶望的な状況へと追い込まれた。
相変わらず何を言っているか意味不明の監督会見。逃げ切るためにDFを投入しない理解不能の交代策。正直、選手たちの言葉はすでに達観しているようにも思えるが、この5年でクラブが破壊されただけで、終焉が近付いている気がしてならない。
(ベルマガ編集長 有坂玲)
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