市内中町在住の竹内健人さん(23)が、4月18〜26日に川崎市などで行われた「第64回神奈川県テニス選手権」で3連覇を達成した。3年連続優勝は、大会史上2人目。9月に岩手県で開催される東日本大会の出場権を獲得した。
第1シードとして大会を迎えた竹内さんは、2回戦から登場。3回戦、準々決勝、準決勝と1セットも奪われることなく決勝へと駒を進めた。「十分な練習が積めていなかったので、出来はあまり良くなかった」と振り返る竹内さんは、第1セットを今大会初めて落とす。それでも2セット目以降は、ショットが狙い通りのコースに決まるようになり、セットカウント2-1で逆転勝ちをおさめた。「第1シードだったのでプレッシャーもあったが、優勝できてよかった」と安堵の表情を浮かべた。
荏原湘南スポーツセンター(藤沢市)に所属する竹内さんは、コーチとして中高生にテニスを教えながら、全国の大会に出場している。1年前には171位だった日本ランキングも、4月下旬には65位まで上昇。「仕事と練習の両立は大変だが、早く50番以内に入れるよう頑張りたい」と前を見据える。
全日本選手権の出場権が懸かる東日本大会は、リベンジ戦でもある。一昨年は初戦敗退、昨年はベスト8どまり。「今年こそは優勝したい」と意気込む。