インターハイ(IH)をかけた相撲の神奈川県予選会が6月17日、川崎・富士見相撲場で開かれ、旭丘高校のチョイジルスレン君(3年)が、個人戦で9戦全勝。2年連続の全国行きを決めた。
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他選手がまわし姿で続々とアップする中、ただ一人上着にくるまっていた。一度むせると顔が紅潮するほど、止まらない咳。1カ月前の風邪がなかなか癒えず、万全な状態ではなかった。「一番大事な時期にどうして…、情けない」
調子を占う一週間前の関東大会では、何度も倒してきた強豪・埼玉栄高の選手に敗れ、ベスト16に終わった。3年最後の夏、このままでは終われない。「休むことも大切」と岸田光弘顧問に諭されたが「これまでも土俵で汗を流すことで整えてきた」。稽古を志願し、長引く咳とも闘いながら、土俵にあがり続けた。
留学生が1人しか出場できない団体戦は、共にモンゴルから来日し切磋琢磨してきたダライバートル君(3年)に託し、応援に徹した。善戦するも準優勝に終わり、仲間とインターハイの土俵にあがる夢は潰えた。残るチャンスは、1回。
「いつも通り、稽古通り」。予選を危なげなく勝ち上がり、決勝リーグでも白星を重ねていく。ハイライトは、前年覇者・松村将伍君(向の岡工高3年)との一戦。それまで7勝負けなし同士の対戦は事実上の決勝戦。立ち合いから、がっぷり四つの攻防が続く。土俵際で粘る相手を、最後は冷静に寄り切った。「よしっ」。小さく拳を握った瞬間、少しだけ表情が緩んだ。
続く選手も寄り倒し、全勝で頂点に立った。「今までやってきたことがしっかり出せた」と納得顔だ。関東でのふがいない敗戦、昨年決勝トーナメント前で散った全国制覇という夢の続き。「同じ相手に負けたくない。次は勝ちます」。高校生横綱へ―次こそ、つかみにいく。
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