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公開日:2022.02.12

相洋高校和太鼓部
新作『光航』で県優勝
少数部員でも迫力の演奏

  • 県大会で『光航』を披露(学校提供)

  • 2月3日に行われた約2週間ぶりの全体練習

 相洋高校の和太鼓部(田島和幸顧問)が昨年12月に開催された、第32回県高等学校郷土芸能発表会で優勝にあたる教育長賞を受賞した。部員は現在、8月に開催される全国高校総合文化祭に向けて、練習に励んでいる。



 32年間の歴史の中で、全国大会優勝の経験もある同校和太鼓部。コロナ禍で室内での練習が制限されることもあり、ここ2年間の部員数は例年に比べて少なく、今大会には2年生8人で臨んだ。



 他校の多くは20数人で演奏するため、結果を残せるか、部内では諦めムードが漂っていたという。目標が定まらず言い争いにもなった。部長の遠藤遼人さん(2年)は「少人数だからこそ一人ひとりの意見が大事になってくる」と振り返った。「コロナ禍でなかなか演奏を披露する機会がなかった。まずは親たちに和太鼓を楽しんでいる姿を見てもらおう」と部員の心がまとまり、本番では少人数ながら迫力のある演奏を披露。結果として優勝がついてきた。



船乗りの冒険



 県大会で披露したのは『光航(こうこう)』という新曲。レパートリーにあるのは、大人数で演奏することを前提にした曲だったため、同校和太鼓部OBでもある田島顧問が少人数用の曲を作曲。完成時はテーマが決まっておらず中には具体的なイメージが掴めず、演奏に戸惑う部員もいたという。



 昨年11月、部の創立にも関わった小林悟名誉顧問が演奏の様子を見て、「船乗りが冒険に出る光景が見えた」と話した。そこで初めてイメージが共有されたという。曲名も『光航』に決まった。



 コロナ禍で練習は満足にできていない。2月1週目からオンライン授業に切り替わり部員は集まれないが、夏の全国大会でも楽しく演奏をするための準備を整えている。

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