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箱根町宮城野 地域でサクラを守る 観光協会、飲食店ら連携で

文化

公開:2023年4月8日

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満開間近のシダレザクラと古屋会長(3月31日撮影)
満開間近のシダレザクラと古屋会長(3月31日撮影)

 箱根町宮城野の早川沿いに植えられている約120本のソメイヨシノやシダレザクラを保全しようと4月1日、同町宮城野木賀観光協会(古屋光章会長)が地元の飲食店やホテルと連携して募金などの活動を始めた。

 満開を迎えたソメイヨシノを見上げて古屋会長は「寿命は約80年だが、ここのサクラは100年経っていると言われる」と話す。同観光協会と町がこれまで、病気の枝を刈り、肥料を与えるなど管理をしてきたが、「手入れが間に合わない川の上流の方から、枝が枯れてきている」と木の老化を感じていたという。

 地域に親しまれ、観光客を魅了してきた宮城野のサクラを後世に残そうと4月1日から、地元協力店の売り上げの一部がサクラ保全のための基金に充てられている。宮城野のハンバーガー店「BOX BURGER」の店主、竹内さや香さんは「多くの人が訪れるとても美しい場所。このままなくしてしまってはいけない」と話す。

あすイベント開催

 あす9日(日)には、上河原公園(宮城野温泉会館前)でチャリティーイベント「さくらマーケット」を開催する。地域の飲食店が出店するほか、箱根中学校のブラスバンド演奏や箱根町在住の尺八奏者工藤煉山さんの演奏などが行われる。正午開始で、飲食物が無くなり次第終了。22日(土)までは午後6時〜9時頃まで、サクラのライトアップも実施(開花状況により日時変更あり)。

 集まった基金で、まずは樹木医による診断を行い、今後の保全の方策を検討していくという。「サクラは宮城野の財産。継続的にチャリティーを呼び掛け、長く楽しむためにメンテナンスしていければ」と古屋会長は話している。

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