小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記
公開日:2023.05.06
4月1日付で小田原市消防本部の消防長に就任した
高橋 貴博さん
小田原市酒匂在住 59歳
地域守る熱き消防魂
○…足柄消防署、小田原消防署長を経て消防長に就任した。今年、小田原市と南足柄市、足柄上郡を管轄とした「消防広域化」10周年を迎えた小田原消防。組織の拡大と地域の境界線が無くなったことで現場到着時間の短縮や、迅速な対応強化に繋がっていると感じている。「天災は忘れたころにやってくる」と言う言葉もあるが「いまは忘れる間も無くやってくる時代。万全の体制を整えて住民の安心・安全を守りたい」と力強く語る。
○…湯河原町出身。小学生時代はソフトボール、中学・高校では野球部で毎日汗を流した。民間企業に就職したが「地域で皆さんの役に立つ仕事をしたい」と働きながら勉強を重ね、1987年に消防吏員となった。
○…救助活動を行う通称”オレンジ”で消防人生をスタート。「人命を守るため、少しでも早く現場に到着して活動できるように」と勤務後に地域の消防水利や道路状況を確認して回った。今も外出先で「ここで何かが起きたらどう対応すれば良いか無意識に考えてしまう」と言うほど、いつも消防魂が宿る。
○…日々意識するのは住民ファーストの精神。信頼され愛される消防を目指し、一人ひとりが力を発揮することが不可欠と考える。「特別なことをするのではなく、いま持つ知識や技術を結集し、当たり前のことを当たり前にできるように」と10年先を見据えた環境づくりに力を入れる。また地域を熟知する消防団員の協力も「非常に心強く、その郷土愛護の精神に頭が下がる」と敬意を表す。息子が始めたことを機にソフトボールの指導者に。小学生選抜ソフトボールチーム「西湘」での監督生活は10年目。「一人ひとりを大切にし、よく考え、能力を発揮できるチーム」と嬉しそうに声を弾ませた。
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