小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記
公開日:2024.09.28
小田原サッカー協会の理事長に今年度から就任した
杉山 一彦さん
小田原市南鴨宮在住 68歳
ヒューマンファースト目指して
○…小学生、社会人、フットサルなど含め58チームが登録する小田原サッカー協会。75周年を迎えた組織で今年4月から運営を担う。選手やスタッフ、保護者など競技に関わる全ての人の安心安全を担保した運営を目指し、「ヒューマンファースト」をスローガンに掲げた。「どうすると問いかけるばかりじゃだめ。やると決めたらやるよと強気な決断も必要」とリーダーシップを発揮していく。
○…「試合ではディフェンダーが多かった。言い方を変えるなら縁の下の力持ちってやつかな」。サッカーチームへの所属は小学生の3年間のみ。それでも、高校では昼休みになると友達とフットサルを楽しみ、大学では同好会に所属するなど、サッカーへの関心は常に高かった。
○…大学で中学校の教員免許を取得し、泉中や湯河原中など3校で定年まで勤めた。30代後半の時、息子が酒匂サッカー少年団に入団。チームの運営を手伝っていると、小田原協会の4種少年委員会(12歳以下)運営部長から活動を一緒にやってほしいと声が掛かった。それから約25年間、12歳以下の大会運営に携わり、現在小田原で行われているグループリーグとトーナメント方式を組み合わせたリーグ戦の形を確立するなどした。
○…女子サッカーの普及や安全面に配慮した主催大会の実施、部活動の地域移行など、協会として取り組んでいく課題は多い。そんな中でも「芝生で寝転がっているキッズがいてもいい。その子たちが大きくなってサッカーを続けてやっていくのが一番いいのかなと思う」と大らかな信念は変わらない。趣味はファミリーキャンプ。「焚き火を囲んでコーヒー片手に家族とのんびりする時間が最高だね」とにんまり。
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