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公開日:2025.01.01

小田原紙器グループ
6次産業化で農業の持続可能性に挑む
県西地域の資源循環と雇用維持へ

  • 6次産業化で農業の持続可能性に挑む (写真1)

  • 6次産業化で農業の持続可能性に挑む (写真2)

  • 6次産業化で農業の持続可能性に挑む (写真3)

  • 6次産業化で農業の持続可能性に挑む (写真4)

 小田原紙器グループ(高橋康徳代表取締役)は、小田原市を拠点に小田原紙器工業(株)による紙器製造販売、オリジナルラベル天然水製造販売を中核事業とする一方、農業分野にも進出し、6次産業化による地域活性化に取り組んでいる。最新鋭の農業機械の導入やドローンによる播種作業など、先進的な取組を推進している。

グループシナジーを活かす

 6次産業化とは、1次産業(農業・水産業など)×2次産業(製造業、建設業など)×3次産業(販売業など)=6次産業とし、1次産業の生産物を、2次産業で加工し、3次産業で販売することで、付加価値を高めるビジネスモデル。農業従事者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加など、農業を取り巻く環境は厳しさを増している。こうした状況を打開するため、政府は6次産業化を推進する方針を打ち出し、全国で取組が進められている。

 小田原紙器グループは、農業従事者の不足と気候変動による不作という神奈川県県西部の農業の課題解決を目指し、南足柄市、開成町を中心に約10町の農地を管理運営。新たな事業を始めている。

農業機械の刷新

 最新コンバイン、自動運転付田植え機など最新鋭の農業機械による作業効率化に加え、県西地区で先駆けてドローンによる播種作業を導入予定。肉体的負担を減らし、女性でも参画しやすい環境づくりを整える。

気候変動に対策

 温暖化による「はるみ米」収量減に伴い、はるみに加え、高温登熱性に優れた品種「にじのきらめき」の採用を計画している。外観、味、香りに優れたコシヒカリを凌ぐ食味官能評価を持ち、注目されている品種だ。

地域資源を活用

 また、小田原市内の管理農地に太陽光パネルの設置を計画。SDGsを目指したスマート農業化も進めていく。

 グループ傘下には味噌を製造する「(株)加藤兵太郎商店」、ラーメン店・麺屋加藤兵太郎商店を運営する「(株)HYOTARO」、南足柄市、開成町を中心に農作物の生産、販売を行う「(株)なんかいファーム」、天狗葉扇煎餅の製造、販売を行う「(株)山城屋」を持つ。なんかいファームでは、米、大豆、小麦などグループ内で消費する農作物の生産を行い、地域資源の循環と安定供給を実現している。農業生産から加工、販売までを一貫して行うことで、地域資源の循環と雇用維持。地域の法人への直接販売なども開始予定だ。また、グループ企業間の連携により、それぞれの強みを生かした効率的な事業運営を行っている。

 この取り組みは、日本の農業が抱える課題解決に向けた、新たなビジネスモデルとして注目されている。同グループの高橋康徳代表は、「持続可能な農業への積極的な取り組みを行い、6次産業化によるグループ企業及び地域資源の循環による発展を目指していきます」と話した。

小田原紙器工業株式会社

本社小田原市南町4‐1‐48

TEL:0465-20-7785

https://www.odawarashiki.co.jp/

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