小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記
公開日:2026.05.23
小田原市消防団の団長に就任した 神尾 泰光さん 小田原市曽比在住 65歳
我がまちを守る気概
○…地域の消火活動などに当たる700人の消防団員のトップに4月から就いた。若手の頃は1期3年を務めようとの気持ちだったが、仕事の手を止めて駆け付けた火災現場、地域の炊き出し協力などに触れ、気づけば団活動は30年を超えた。「東日本大震災のような災害はいつでも起こりうる。我がまちを自分たちで守る姿勢が大切」
○…父親が酒店を営んでいたこともあり、大学卒業後に醸造会社に就職したが「配属はまさかの医薬品事業部で」と苦笑い。バブル全盛期の愛知県で医薬品の営業に奔走する中、両親から何回も説得され、30代に入り地元に帰った。「地域で商売をする身としての貢献を」と34歳で消防団に入団。年齢や職種を超えた仲間とのつながりや訓練時の真剣さ、会合でのにぎわいまで、組織の姿勢を自然に吸収した。
○…市内城山の(有)神尾酒店代表。ここ10年ほどは妻との旅行が趣味で、数カ月に一度は各地を巡る。「最近なら北海道での流氷や蔵王のスノーモンスター。熊本にも行きました」とスマートフォンの写真に声を弾ませる。また自宅近くの家庭菜園で野菜作りにも精を出す。「最初は子どもに土いじりをさせようと始めたんですが、今は夫婦で季節ごとに何かしら作物を収穫しています」。日焼けした表情が日々の充実を物語っている。
○…市消防団の体制はしっかりしているとしつつも、団員充足率など課題はある。「学生や若い社会人などに理解を促し、組織循環を良くしたい。待機宿舎の環境改善も考えないと」と意気込む。「農家や会社員、公務員と、多様な人と出会い、つながりが感じられるのが消防団。誘われたら参加して魅力を感じてほしい」。地元の一員として防災を考え、我がまちを見守っていく。
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