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小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記

公開日:2025.03.01

県西地区リハビリテーション協議会会長で、3月に「®フェス」を開催する
酒井 勇紀さん
小田原市板橋在住 43歳

共に盛り上げ、みんなが健康に

 ○…県西2市8町の医療施設や介護保険施設に勤務する理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といったリハビリテーションに関する専門職が所属する「一般社団法人県西地区リハビリテーション協議会」。2009年の設立時からのメンバーで10年前から会長を務める。3月には、インクルーシブな体験イベント「Rフェス」を開催。「病気やケガがある人も健康な人も、共に活動しながら地域を盛り上げることで、一人ひとりが健康になれる環境をつくりたい」と意気込む。

 ○…愛知県出身。中学校から高校まで陸上部に所属し、800mで県1位になったことも。「運動をしていたので高校生なりのイメージで」と理学療法士を志し、神奈川県の大学に進学した。4年時の実習先として訪れた小田原が「観光地に来た気分で、大変なはずの実習が楽しかった」。卒業後、そのまま実習先の小林病院に就職した。リハビリテーション科を約10年経験した後転職、現在は訪問リハビリに従事。地域支援に携わる。

 ○…昨年11月から始めたギターが新たな趣味に。「我が家のインフルエンサー」である中学生の娘が自宅で流す音楽に影響され、勢いでギターを購入した。娘の受験期には演奏欲を抑えつつ、ユーチューブを見てイヤホン越しに知識を深めた。以前は音楽に苦手意識があったと言い、「まさか自分が弾けるとは」と笑顔がこぼれた。

 ○…2000年の介護保険制度創設や回復期リハビリテーション病棟が増えたのを機に、リハビリの重要性が広まった。地域の連携が必要と感じ、協議会を設立。自治体からの委託で介護教室などにも取り組む。「ミクロ的な活動が全国で高まれば国民皆保険制度の維持になる」。信念を持って活動を続ける。

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