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小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記

公開日:2025.09.20

9月27日開催の「きまつり」で「森のせんせい」として体験企画に携わる
堀口 俊司さん
小田原市南鴨宮在住 62歳

森林の魅力を多くの人に

 ○…小田原の自然を活用し、その大切さを伝える「森のせんせい」として、9月27日開催の「きまつり」でさまざまな体験企画に携わる。「森を巡って木を切り、物を作ったり使ったりすることで、地元の自然を存分に感じてもらいたい。その手伝いができれば」。幅広い世代が自然に触れ、新たな発見をすることを心待ちにしている。

 ○…生まれ育ちは川崎市。森とは無縁な環境ながら、アウトドア好きの父親から教わった釣りやキャンプを通して自然への関心を育んだ。IT系商社に勤め、子育てが始まった30歳の時に小田原へ移住。子どもたちにも父親から受け継いだ自然の楽しさを伝えてきた。8年前、取引先とのふとした会話から県の森林インストラクターの話を聞き、1年半かけて養成講座を受講。立て続けに参加したのが小学校で森林環境教育に関わる森のせんせいだった。「興味を持ったら飛びつく性格。今まで続かなかったのはダイエットくらいかな」と、屈託なく笑う。

 ○…現在、息子たちは独立し、妻と2人暮らし。一旦休止していた家族キャンプも夫婦2人で再開するなど、「休日はやっぱり山に入ることが一番のリフレッシュ。ITの仕事とは違う脳を使っているから気分転換になっている」と表情を崩す。次男が市内で教師になり、その小学校にも「森のせんせい」として訪問しているのが、今の秘かな楽しみだ。

 ○…SDGsや循環型の社会が注目されてきた中で「環境を整えていく大切さを伝える場にこれからも携わりたい」。小学校では児童が、きまつりでは大人が自然に触れて驚く姿を見てきた。森林教育から森のイベントまで、何かの体験がきっかけとなり自然の大切さや森の魅力に気付いてくれることを願っている。

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