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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2026.01.01

浅野慶太さん(湯河原町)
ことしは「馬九行久(うまくいく)」
木象嵌で日本酒干支ラベル

  • 浅野さんが手掛けた、富士正酒造「2026干支ラベル」

    浅野さんが手掛けた、富士正酒造「2026干支ラベル」

  • 浅野慶太さん

    浅野慶太さん

 円を描くように駆ける9頭の馬、その内側には雪をいただく富士山と「馬九行久(うまくいく)」の文字。

 富士正酒造(静岡県富士宮市)が歳暮や新年用に販売する限定商品の純米酒「干支ラベル」だ。

 びんに貼られているラベルは、木の色や木目を生かし図柄を表現する「箱根木象嵌(もくぞうがん)」で、湯河原町在住の作家・浅野慶太さん(52)の作品だ。

 浅野さんは同社からの依頼で干支をモチーフに木製ラベルを制作しており、今年で5年目。デザインは毎回富士山と干支にちなんだ生き物、縁起の良い要素を組み合わせて考案している。

 今回は勝負運、健康運、商売繁盛など9つの運気を表す「九頭馬」、万事何事もうまくいくという意味の「馬九行久」の文字、左向きに走る馬の姿に「左馬」、円形の「ご縁」などの意味を盛り込んだという。

 箱根木象嵌は、図案にそって糸鋸ミシンで切ったパーツをはめ込み、厚さ1・5cmの板にして薄く削って完成となる。浅野さんは「馬の形が複雑ではめ込みに苦労しました。びん上部のカバーの金色も想定してデザインしました」と話した。

 同酒造によると、今年の「干支ラベル」は早々に完売したという。

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