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小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会

公開日:2026.03.21

病院跡を食育レストランに
医師の孫・和田さんの挑戦

  • 和田さんと開業時の「和田医院」(下)

    和田さんと開業時の「和田医院」(下)

 小田原市中里にある「和田医院」の跡地をレストランとして再生させようと、同院を営んでいた医師の孫・和田訓一さん(34)が準備を進めている。

 和田医院は1973年、和田さんの祖父が開業。内科・小児科として地域に根差してきたが、約15年前に閉院した。

 幼少期から病院を見て育った和田さんは「祖父母が守り地域に親しまれたこの場所を、再び愛される場所にしたい」と一念発起。現在は都内の広告会社に勤務しながら、開業に向けたプロジェクトに取り組んでいる。

 レストランのテーマは「食べる幸せ」。98歳で亡くなる直前まで食べることを心から楽しんでいた祖母の姿が原点という。自身も4歳と2歳の子を持つ親として、「これから長く生きる子どもたちにこそ、食べる喜びを知ってほしい」と和田さん。店名は、共感や同意を意味する終助詞を重ねた「ねね」と名付けた。

 敷地内にはレストランのほか、公園や菜園も整備。収穫体験などを通じて食材を身近に感じられる工夫を凝らすほか、地魚やかまぼこなど「小田原らしさ」をふんだんに取り入れたメニュー開発も進めている。

 オープン予定は今年9月。「みんなの居場所となるよう地域の人にも知ってもらい協力してほしい」と、現在クラウドファンディングで支援を募っている。和田さんは「僕なりの『食育』を伝えたい。多世代が集う場所になれば」と意気込んでいる。

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