足柄上地域1市5町と小田原市の消防広域化が3月31日に実施され、新たに2市5町を管轄する小田原市消防が再編された。これに伴い足柄消防組合は30日をもって解散。29日には足柄消防組合消防本部(現在は足柄消防署)で解散式が催され、2000年の発足から13年の歴史に幕を閉じた。
式典には歴代の組合長や消防長、管内1市5町の首長ら関係者約70人が出席。足柄消防組合の組合長として挨拶に立った間宮恒行大井町長は「足柄消防組合は発足以来13年、地域住民の生命財産を守るため、資機材や職員配置体制の充実を図ってきた。広域化は今後この地域で見込まれる人口減や高齢化、災害の複雑化、大規模地震などへの対応のため避けては通れないもの。統合後は広域消防の機能を遺憾なく発揮し、住民サービスの向上に繋がるよう努め、職員には引き続き地域の安全安心の確保にあたってもらいたい」と述べた。式典では、韮山茂消防長(現在は足柄消防署長)から間宮組合長へ団旗の返納なども行われた。
また足柄消防組合の足跡をまとめた記念誌が刊行され、この日の出席者に配られた。記念誌では同組合の年表や歴代組合長、管内で発生したおもな災害や火災、訓練の様子、被災地での活動などが写真付きで掲載されている。
小田原市消防31日に発足式
小田原市消防では31日、新体制の開始を記念する発足式を同市荻窪の生涯学習センターけやきで開催した。
主催者代表として挨拶した加藤憲一小田原市長は「時に厳しく、時に緻密に協議を重ねてこの日を迎えることができた。多くの生命、財産を守るという緊張感をもって取り組まねば」と気を引き締めた。また式典では、新しい消防本部のマスコットキャラクター表彰式も行われた。
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