県県西土木事務所(三浦雅彦所長)は12月16日、酒匂川に建設中の大井町と開成町をつなぐ新しい橋(橋長260メートル)の名称を「足柄紫水大橋(あしがらしすいおおはし)」に決定したことを発表した。
この橋は大井町金手の県道711号(小田原松田)と開成町吉田島の県道720号(怒田開成小田原)とを接続する延長980メートルの道路のうち、酒匂川に架かる部分。足柄大橋や報徳橋の渋滞緩和や両地域の交流、地域活性化などを目的に、「酒匂川2号橋(仮称)」として2006年度から本格的な着工が始まり、14年3月の開通を目指して工事が進められてきた。
公募は10月に県土木のホームページや足柄上地域1市5町の広報誌などで行われ、県内外から439通の名称案が寄せられた。このうち名称が重複していたものを除いた245案の中から、三浦所長を委員長に開成町・大井町の副町長や自治会長、商工振興会長などからなる「橋りょう名称選定委員会」が、地域の地名・歴史・文学・景勝地等に由来するか、地域のシンボルやランドマークにふさわしいことなどを基準に選定を行った。名称案には「大開橋」「大成橋」「新足柄大橋」などが多く、選定された「足柄紫水大橋」も3通の応募があったという。
「足柄紫水大橋」は、地域の総称である「足柄」に、開成町の花・紫陽花の「紫」と大井町の花・水仙の「水」を合わせたもの。四字熟語の「山紫水明」にもちなんでいるという。県土木事務所では「開通も近づき、名称も決定した。地域の皆様に永く愛される橋になってもらいたい」と話している。
※「山紫水明」…自然の風景が清浄で美しく、日の光の中で山は紫にかすみ、川は澄み切って美しい
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