松田町はこのほど、大雨や地震などにより土砂災害の危険性がある区域をまとめた「土砂災害ハザードマップ」を作成し、自治会を通じて町内約4500世帯に全戸配布した。
2012年から14年にかけて県が調査した「土砂災害特別警戒区域」の指定が完了したことを受けて初めて作成。町内の土砂災害警戒区域58カ所と、その中でも特に危険性が高い特別警戒区域31カ所、がけ崩れの可能性が高い急傾斜地、避難所などを地図に落とし込んだ。マップは町内を7地区に分け、地区ごとの拡大図を掲載したものを配布。地区別のマップを配布する自治体は県内でも珍しい。
町の西端を流れる酒匂川や支流の川音川の氾濫による浸水を想定した「洪水ハザードマップ」も、新たに要援護者施設などを加えて6年ぶりに更新し、洪水想定のない寄地区以外に配布した。町安全防災担当室では「事前に危険な場所や避難所などを把握し、有事に備えてほしい」と話している。マップは町公式ページでも3月中に公開される。
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