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足柄版 公開:2015年11月21日 エリアトップへ

新東名中津川橋 本体工事始まる 松田町内で初、5年間の長丁場

社会

公開:2015年11月21日

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国道246号寄入口から約3Km先にある施工ヤード=松田町寄(県道710号寄方面より撮影)
国道246号寄入口から約3Km先にある施工ヤード=松田町寄(県道710号寄方面より撮影)

 松田町寄(やどりき)でこのほど、新東名高速道路「中津川橋」の本体工事が始まり、13日に安全祈願が行われた。2020年度に開通する予定。

 松田町寄地区に建設される中津川橋は、建設予定の茅沼トンネル(全長1357m)と高松トンネル(全長2871m)の間に架かる長さ約280mの吊り橋。県道からの高低差は100mで中津川から62mの高さに路面ができる。

 安全祈願には本山町長や議会関係者をはじめ、工事を発注する中日本高速道路(株)東京支社秦野工事事務所(秦野市立野台)の水橋浩一所長ら関係者、施工事業者の三井住友建設(株)からも役員ら幹部と工事作業員、協力業者が出席。地元の湯の沢地区、萱沼地区の自治会長ら約40人が出席した。

 来賓を代表してあいさつした本山町長は「完成まで5年間、無事故で工事を進めて頂きたい。寄地区との交流も深め、地域経済にもご配慮頂ければなおありがたい」と期待感を示した。

 水橋所長は「施工ヤードが確保されこれからいよいよ本体工事に入ります。単なる物流道路ではなく地元に愛されることが重要。そのためにも地域の皆さまとの連携を深めながら事業を進めていきたい」と抱負を述べた。

 安全祈願に出席した地権者会代表の安藤彬さん(75)=松田町寄=は「昔からの遊び場だった。この地区が便利になればなおよかったが全体の中ではそうもいかないのだろう。関係者の皆さんには安全に工事をしてもらいたい」と話していた。

新たな大動脈

 新東名高速道路は1987年に政府が建設を決定した。東名高速道路の北側に建設され、海老名市内で圏央道、伊勢原市内で東名高速道路、さらに整備が計画される国道246号バイパスとも接続する。

 海老名南JCT〜厚木南の2Kmは2016年度、厚木南〜伊勢原北の7Kmは18年度、伊勢原北―秦野の13Kmと、秦野〜御殿場JCTの32Kmが5年後の20年度末までに開通する。

 海老名南JCT〜御殿場JCTの間には「厚木南IC」「伊勢原JCT」「伊勢原北IC」「秦野SA・スマートIC」「秦野IC」「山北スマートIC」「小山PA・スマートIC」が設置される。

 昨年8月に秦野市北地区で羽根トンネルの本体工事が着工。中津川橋は足柄地域で初の本体工事となる。

松田・山北で

 松田、山北両内での新東名工事は、中日本高速道路(株)東京支社秦野工事事務所(秦野市立野台)松田工事区(藤野友裕工事長)が担う。両町の区間13Kmにはトンネル6カ所と橋梁6カ所の工事が計画されている。

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