県立足柄高校弓道部(堤孝夫顧問)が、5月3日に横浜市港北区の県立武道館で開催された春季大会兼関東大会県予選会男子団体で優勝した。同部団体の県優勝は2003年のインターハイ予選以来13年ぶり2度目。
足柄高校弓道部は、1996年の春季大会で男子団体が3位、98年には女子団体が6位に入り関東大会に出場している。
さらに2003年には夏の県総体で男子団体が優勝し、インターハイに出場している。
今回の県大会優勝は県大会では13年ぶり、春季大会では初めての優勝となった。
競技は1チーム4人の男女団体戦と個人戦があり、団体戦は3人が矢を射る。3人が順番に4射の矢を放ち、合わせて12射で的中数の合計を競う。1回戦では男子が3人で的中6回以上、女子は5回以上、2回戦は男子12回以上、女子は11回以上が3回戦に進む。
逆転で栄冠
足柄高校男子は2回戦を終えて1人目の寺内裕紀(2年、南足柄中)が8射のうち4回的中、2人目の吉野国男(3年、山北中)が8回、3人目の狩野祐一(3年、城南中)が6回の計18回の的中で3回戦へ進んだ。4人目の猿谷和人(3年、秦野大根中)も近くで戦況を見守った。この時点では3位タイだった足柄は3回戦で寺内が4射中4回、吉野が3回、狩野も4回を的中させ29まで得点を伸ばし、他校の追随を許さず逆転優勝した。
出場権を獲得した関東大会は6月3日から5日まで栃木県宇都宮市で開催され、男子団体では4位に入った山北、女子団体では2位に入った相洋もそれぞれ関東大会に出場する。
足柄高校弓道部は、2006年の兵庫国体で監督を務めた堤孝夫顧問(58)が指導している。今年4月に1年生9人を迎え男女合わせて27人(2年生7人、3年生11人)となった。
あす5月15日には男子、22日には女子のインターハイ県予選が行われ、男女ともまずは6月19日の決勝進出をめざす。
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