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2017初夢取材 山地酪農めざす 27歳女子が大野山へ移住

経済

掲載号:2017年1月1日号

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家から見える頂上(12ha)に牧場を作ることが島崎さんの目標=山北町共和地区深沢
家から見える頂上(12ha)に牧場を作ることが島崎さんの目標=山北町共和地区深沢

 山北町の大野山に移住した島崎薫さん(27)が昨年末、日本テレビ系列の人気番組『幸せ!ボンビーガール』に出演した。大野山に牧場をつくり、岩手県の山で学んだ”中洞(なかほら)式山地酪農”を全国に広める「夢」をもつ。そこでは人と牛が幸せに暮らしている。

 大野山に移住したのは昨年9月。山の保全と再生に取り組む山北町共和地区の住民有志が中洞牧場を訪ねたのがそもそもの縁だった。

 県立相模原高校から東京農大へ進み、網走のキャンパスで4年間暮らし「食」にかかわる仕事を見つけては「勉強になる」となんでもやった。そんなある日、北上山地で独自の理論で牧場を営む中洞正氏の著書『黒い牛乳』と出会った。

 大量生産される国内乳業の実態が綴られた本に衝撃を受けた島崎さんは、すぐさま岩手の牧場へ向かい研修を申し出た。そこには山地酪農を志す若者がたくさんいた。

 そのまま牧場に就職し、山で自由に草を食べながら暮らす牛の育て方、乳白色の乳で作るソフトクリームやヨーグルトの製造、販売、山の管理など牧場経営の基礎を学んだ。昨年9月、中洞牧場を卒業し、神奈川県が昨年、育成牧場から撤退した大野山にやってきた。

 「そこに大根埋めてあるから掘り出して食べな」「鹿肉食べるか?」といった地域のあたたかさに感動するここでの暮らしにすっかりと溶け込みつつある。

 様々な課題をクリアして牧場が作れたら中洞牧場から最愛の「タラちゃん」を迎えるつもり。「タラは私のあだ名。タラのお母さんはシマ。他人とは思えない」。山を使うことが許されれば、夢への扉が大きく開く。

最愛のタラちゃんと
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