JR御殿場線山北駅前のふるさと交流センターに、桜や菜の花など地域の風景を描いた油絵の作品5点が展示されている。油絵はいずれも山北中学校(中野敏治校長)の美術部に所属する生徒が昨年春に描いた。
2015年に足柄台中学校から赴任した及川夢教諭(30)が昨年の春に生徒に呼びかけて、山北町の春を写真に撮りため、その中から気に入った風景を題材にした。及川教諭は前任校でバスケットボール部の顧問だったが山北中では美術部の顧問になった。「絵に関しては素人なので生徒たちと一緒に見よう見真似で油絵に取り組んだ。せっかくの作品なので町の方々にも観てもらいたいと思っていた。校長が役場と掛け合ってくださり展示が実現した」と話し「町内で展示してくださる場所があればぜひお願いしたい。生徒の励みになる」としている。
絵を描いたのは3年生の内藤紅吏さん(右)、三浦駿一くん(左)、山崎麗愛さん(中央右)と2年生の井上理杏さん(中央左)、日隈葵さん(中央)の5人。
内藤さんは学校の横を流れる滝沢川の菜の花、三浦くんは滝沢川の桜、山崎さんは向原の旧バス停を描いた。井上さんは桜のアーチ、日隈さんは御殿場線の車両を題材にした。
日隈さんは「電車が好きで御殿場線を選びました。桜の季節に御殿場方面から列車が来る風景が好きです」と話していた。三浦くんは昨年町が発表した蒸気機関車D52のマスコットキャラクター「でごにぃ」の素案を描いた。
作品は交流センターの開館時間(午前9時から午後5時)に観覧できる。展示の協力は山北中学校【電話】0465・75・0755へ。
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