松田町松田惣領に住む菊地正治さん(80)が4日朝、金時山(1212m)登頂5千回を達成した。今年6月に傘寿を迎えた菊地さんは、がんの手術やリハビリを乗り越え、年間350日のペースで山に登り続けている。
金時山は南足柄市と箱根町、静岡県小山町にまたがる箱根外輪山の最高峰で年間10万人以上のハイカーが訪れている。
菊地さんが金時山を登り始めたのは2002年4月。「近所の籠場橋から毎日眺めていて、いつか登ってみたい」思う山だった。
初めは御殿場線の足柄駅から登っていたが、自家用車で足柄峠まで行けることを知り回数が増えた。
毎朝午前3時過ぎに起床して車で自宅を出発。4時半ごろから1時間ほどで山頂に到着し、馴染みの金時茶屋で仲間たちとコーヒーを飲むのが日課という。
2年前に口腔がんを患い体重が10キロ落ちたが、入院前の年間350日のペースを2カ月で取り戻した。
次は6千回
4日朝は近所に住む山仲間の助広道夫さん(74)・カヨ子さん(70)夫妻も帯同。妻のさよ子さん(74)が前日に炊いた赤飯と仲間に渡すお礼の品をリュックに詰め3人で山頂をめざした。午前5時43分、山頂にある金時茶屋の「金時娘」こと小見山妙子さん(84)と山仲間15人に祝福され無事5千回目の登頂を果たした。
菊地さんは「感無量。無事に今日を迎えられてホッとしている。次は83歳で6千回をめざしたい。足は大丈夫だけど運転が心配」と話しコーヒーをすすった。
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