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足柄 社会

公開日:2018.10.06

トンネルで訓練
東名 火災事故を想定し

  • 救助者を搬送する救急隊(訓練)

 東名高速道路大井松田インターチェンジ(IC)と御殿場ICの間にある都夫良野トンネル(山北町)で9月20日、中日本高速道路(株)御殿場保全・サービスセンターが車両火災事故を想定した訓練を実施した。1979年の日本坂トンネルでの火災事故を受けて82年から毎年実施している。

 都夫良野トンネルでも2009年に運転手が死傷する車両火災が発生。昨年8月にも同様の事故があった。

 訓練には、神奈川県警、静岡県警、小田原市消防など7機関約50人が参加。火災で車に閉じ込められた要救助者の救出を想定した訓練が行われた。

 大型バスに乗った乗客役の一般市民を警察官がトンネル内の避難連絡坑へ誘導。消防隊員が火災を鎮火し、乗用車を専用の機械で破壊。要救助者を救出した。

 小田原市消防本部足柄消防署の遠藤正美署長は「改めて日頃から迅速な対応が出来るような備えが大切だと感じた。関係機関とも連携を強めていきたい」と話した。

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