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合区を制したのは杉本氏 県議選「南足柄市・足柄上」

政治

掲載号:2019年4月13日号

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乾杯で笑顔をみせる杉本氏
乾杯で笑顔をみせる杉本氏

 任期満了に伴う神奈川県議会議員選挙は、従来の南足柄市選挙区(定数1)と足柄上選挙区(定数1)が合区となり、「南足柄市・足柄上」選挙区(定数1)として4月7日に投開票され、旧足柄上の現職・杉本透氏(65・山北町)が当選を果たした。杉本氏は4期目。投票率は44・23%だった。

 当日夜、開票が始まると杉本陣営の事務所には多数の支持者がかけつけ、熱気に包まれた。第1回目の開票速報が発表され、杉本氏のリードが告げられると大きな歓声が沸き起こった。その後の速報でもリードを確保するが、開票率の関係で確定には至らない。杉本氏も会場入りし、陣営には焦燥感も漂い始めた午後11時過ぎ、ついに「当選確実」の報が舞い込んだ。事務所全体に大きな拍手が巻き起こった。

 万歳三唱の後マイクを握った杉本氏は「合区になって初めての選挙を皆さんのおかげで勝てました。涙が出るくらい嬉しい。足柄地域をなんとかしたい、連携して地方創生をやっていきたい」と話し、お茶で乾杯して支援者らと喜びを分かち合った。その後、次々と祝福に駆け付ける関係者らに笑顔で応対した。

 現職同士が一議席を争う異例の選挙戦となった今回、敗れた旧南足柄市現職の瀬戸良雄陣営では、1回目の速報で劣勢が告げられると、「まさか」といった声が漏れるなど、緊張感が走った。それでも熱心な支持者らが逆転を信じて一報を待ち続けた。惜しくも次点となった瀬戸氏は「大変厳しい結果。私の不徳の致すところで、応援していただいた方々に申し訳なく思う」と集まった支持者に頭を下げた。

 保守分裂の選挙になったことについては「やりづらさは余り感じなかったが、応援してくれた住民の方が戸惑ってしまったのではないか」とコメントした。

 自民党が推薦する現職同士の争いに食い込もうと手を挙げたのが、開成町議を3期務めた新人の山田貴弘氏。候補者の中では最も若く、若年層や無党派層を取り込もうと、自らの思いを込めた「あしがら」の歌を作成するなど、じわじわと支持者を増やしていったが、届かなかった。山田氏は「あしがらを変えようと立候補し、十分戦えたことに感謝します」と話し、「当選した杉本さんには足柄をよくして頂きたい」と潔くエールを送っていた。

 票読みが難しい選挙だったが、足柄地域の有権者は3期12年の実績を有する杉本氏を選択した。人口減が主原因での合区となったが、足柄地域の広大なエリアを1人でカバーする4年間が始まろうとしている。

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