戻る

足柄 人物風土記

公開日:2019.12.07

県から表彰された開成町ASOBI隊の代表を務める
清水 友紀さん
開成町吉田島在住 

いつも笑顔 どこでも交流

 ○…県内における子ども・子育て支援活動のモデルとなる活動を表彰する『かながわ子ども・子育て支援大賞』。ASOBI隊は長期休暇中の子どもたちの学びを地域でサポートし、様々な遊びを行うための居場所づくり、企画・運営を行いながら、地域間・世代間をつなげるための活動を行っている。開成町の助成事業認定団体でもあり、初の受賞に。「大賞は無理だと思いましたが、まさか奨励賞をいただけるとは思わなかった」と望みうる最大級の評価に笑顔が輝いた。

 ○…3年前に開成町に越してきた。3児の子育て中の身だったが、頼れる知人や友人がおらず「同じ悩みを抱えている人がいるはず」と行動を開始。ほどなく同隊が結成され、今年で3度目となった夏休みは充実したプログラムで過ごした。「行けば何か楽しいかもしれない。そう思って来てくれる子が増えた。もっと自由遊びも取り入れたい」と話す。

 ○…夫の仕事の関係で渡ったドイツでは、現地の人も含めた日本人コミュニティの中で着物の着付けサークルを主宰。海外でも盛んに交流した。入院を強いられた際には『清水さんの子どもを預かる会』が立ち上がったそうで、「こんなに感謝の気持ちにあふれたことはなかった。以後の私の人生は恩返しのためにあるようなもの」と振り返る。

 ○…常に笑顔を絶やさず、何度か生活の拠点をおいた海外でも、コミュニケーションに臆することはなかった。学生時代は保育園で子どもの世話をするアルバイトも。「自閉症児とも意思が通じるときがあった。貴重な経験をさせていただきました」。今後のASOBI隊については「運営側の人が増えるとありがたい」と、さらなる交流に胸を躍らせていた。

    ピックアップ

    すべて見る

    意見広告・議会報告

    すべて見る

    足柄 人物風土記の新着記事

    足柄 人物風土記の記事を検索

    コラム

    コラム一覧

    求人特集

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS