国道255号線沿い、大井町金子の根岸交差点近くに建つ石碑「交通安全祈願だるま碑」の前で19日、供養祭が開かれた。交通事故の減少などを願う地元有志でつくる「交通安全だるま会」(清水潔会長)が毎年行っている例祭で、関係者約20人が交通安全や五穀豊穣を願った。
この日は、だるま会のメンバーのほか、小田眞一町長や松田警察署の新津憲一署長が出席。最明寺の加藤宥教住職が経を上げた後、参加者一人一人が線香を上げた。
石碑は1977年に、当時社長だった株式会社ヤオマサの田嶋享さんらが建立。近くに東名高速道路の大井松田インターチェンジがあるなど、当時は交通事故の多発地帯として住民らに恐れられており、ドライバーの目につくようにと今の場所に建てられた。
だるま会のメンバーは現在15人。例年9月の「秋の全国交通安全運動」に合わせて、歩道に立ちドライバーに安全運転を呼び掛けるなど啓発活動を行っている。清水会長(77)は「一つの活動だけで事故が減ることはないが、取り組みがドライバーたちの交通安全の意識の向上に少しでもつながれば」と話した。
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