洒水の滝(山北町平山)で護岸復旧に続き、遊歩道の整備工事が予定されている。昨年10月の台風19号の影響で、平山地区を流れる滝沢川の護岸が被災したことなどに対する措置で、来月は約1カ月の常時閉鎖になる。すべての工事が完了するのは2022年3月頃となる見通し。
酒匂川の支流である滝沢川から流れ落ちる洒水の滝は、一の滝69m、二の滝16m、三の滝29mもの落差があり、「日本の滝百選」や「かながわの景勝50選」にも選ばれている山北町の観光名所の一つだ。
しかし、昨年の台風の影響で護岸の一部が損壊。今年8月から行われている工事に伴い、旅館・洒水園と最勝寺の先にある、公園入り口横から洒水の滝までの遊歩道の部分が通行禁止に。12月25日までは、土・日のみ開放される予定だが、来年1月5日から29日までは、滝近くまで歩いて行くことができる通路も工事の対象となるため、見学者の安全確保の観点などから常時閉鎖となる。町によると、これまでにも断続的に通行止めとすることはあったが、1カ月近くに及ぶ規制は今回が初めてという。
町が進める遊歩道の整備工事は21年2月から22年3月頃までかかる見込みで、この間は現時点で日曜日と祝日のみ開放とする予定だ。
町観光協会は「1カ月とはいえ見学できないのは痛い。だが、観光客の安全も大切なので致し方ない」と話していた。
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