大井町の湘光中学校女子バレーボール部が、6月5・12日に行われる神奈川県中学校バレーボール選手権大会に向けて、練習に力を入れている。現3年生がスタメンとなって以降は、公式戦では1セットも落としていないという同部。目標とする「全国大会出場」を目指すメンバーの姿を追った。
昨年9月に行われた足柄上・南中学校新人バレーボール大会で優勝して以降、コロナ禍で思うように練習ができない環境下でも、確実に実績を積み上げてきた。今年4月の足柄上・南中学校及び、小田原地区中学校春季バレーボール大会でも優勝を果たした。
顧問の前田直也教諭によると、今の部員の中には小学校バレーの経験者もいたが、中学校から始めた生徒もおり、入部当初から全員が強かったわけではなかった。「関東大会に出場し、惜しくも全国出場を逃した卒業生に憧れをもち、追いつきたい、追い越したい思いが選手の原動力になっている」と分析。前田教諭は「技術」と同じくらい「戦術」の指導も大切にしているといい、「選手が技術を獲得する、それに見合った戦術を落とし込む。その繰り返しがいい方に進んでいるのでは」と話す。
コロナ禍による休校中も、ビデオ会議システム「Zoom」を使ってトレーニングを指示したり、戦術を確認したりするなど練習は継続。身長が170cm前後のメンバーが含まれるなど、高さが強みという同部。現在は6月以降の大会に向け、ブロックとディグの連携強化や攻撃力を生かすためのコンビネーションの質の向上を意識した練習に取り組んでいる。
部長の小林琴美さんは「まずは選手権大会で優勝して、夏の総体につなげることが目標。最終的には憧れの先輩を超えるためにも、全国大会出場を目標に頑張りたい」と意気込みを見せる。前田教諭は「メンタルが弱く好不調の波が大きいが、ここぞという時に力を引き出し、高さを武器に一緒に挑戦してきたい」と話していた。
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