足柄 トップニュース社会
公開日:2021.05.29
山北町
茨城県境町と災害応援協定
広域避難の可能性に備え
山北町(湯川裕司町長)と茨城県境町(橋本正裕町長)の両町は5月25日、「災害時における相互応援に関する協定」を締結した。山北町にとって災害対応に関連して他地域と協定を締結するのは、静岡県小山町に続き2例目。物資提供や被災者の受け入れなどに関する内容で、大規模災害発生時の住民の安心・安全の向上を図る。
締結により両町は今後、「いずれかの町域において災害が発生し、または発生する恐れのある場合に被災町の要請に答え、応急対策及び復旧対策について相互に応援する」対応をとる。「応援」内容は、食料、飲料水といった生活必需物資や資機材の提供、応急・復旧活動に必要な職員や車両の派遣、避難が必要な被災者の受け入れや設備の提供など。このほか、災害補償等や情報等の提供に関する項目も盛り込まれている。
富士山の噴火を想定したハザードマップが約17年ぶりに改定されたことを受け、溶岩流が到達する可能性が確認された山北町。協定締結先の茨城県境町は、移動や組み立てが可能なコンテナ型の住宅を保有するなど、防災の最先端自治体としても知られているが、西から南側を流れる利根川が氾濫した場合は、町の95%が浸水する可能性がある。こうした点から双方共に大規模災害発生時に広域避難を想定しておく必要があった。
もともと、過去に開かれた関東町村会や、PFI事業でつながりがあった両首長。橋本町長からの提案をうけ、今回の締結に至った。湯川町長は「(締結は)大変ありがたい。お互いの町の今後の安心・安全につなげていきたい」とあいさつ。橋本町長は「提案から協定締結まで、山北町の迅速な対応に感謝している。災害協定だけでなく、相互の友好関係もますます育んでいきたい」と話した。
ピックアップ
意見広告・議会報告
足柄 トップニュースの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











