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公開日:2021.06.19

国勢調査県内速報
開成町が増加率トップ
山北町は減少率高く

  • 増加率が県下トップの開成町

  • 減少率が高かった山北町

 国が昨年実施した「第21回国勢調査」で、神奈川県が独自に集計した速報結果がこのほど公表され、市区町村別の人口増加率は開成町が7・8%で最も高かった。一方で、減少率は山北町のマイナス8・9%が最大で、足柄上郡で明暗が分かれた。

 県の集計結果によると、総人口数は924万411人と、前回の2015年の結果と比較して11万4197人(1・3%)増加。初めて調査が行われた第1回(1920年)以降増え続けている。また、世帯数は24万955世帯(6・1%)増の422万233世帯と、人口数と同様に増えた。男女別の人口数は、男性458万7059人、女性465万3352人と、前回に続き、女性人口が男性人口を上回り、また男女の人口差も広がった。

 人口の増加率では、開成町が総数1万8333人に対して1320人(7・8%)増と県内トップの伸び率。一方、山北町は総数9773人に対して951人(マイナス8・9%)減と、減少率が県内最大だった。

 開成町では今回の結果について、これまでに行ってきた「計画的な基盤整備」「子育て支援」「ブランディング」の3つの事業が大きいとみる。「町としてのまちづくりが評価されてのことと考えている。引き続き、住み続けたい、住んでみたいと思ってもらえるよう努めたい」と意気込みを見せる。

 一方、山北町は「定住対策に力を入れるなどしてきただけに残念な結果だ。減少幅を少しでも減らせられるよう、住宅や子育て支援の充実、山地に興味を持ってもらえる取り組みを進めたい」と話していた。

 足柄上地域の他の市町において増加したのは、大井町(0・6%)のみで、南足柄市(マイナス5・7%)、中井町(同3・9%)、松田町(同3・0%)はいずれも減少している。

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