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足柄 社会

公開日:2022.02.19

記者のまちあるき
今年は「山岳鉄道」でお花見がいいかも

  • もう少しすればここは桜のトンネルに

  • ゆっくりだけど長い旅の始まり

 このエリアの人ならきっと知らない人はいない位、有名なのかもしれませんが、松田山の「ふるさと鉄道」に初乗車してきました。

 搭乗口や車両はまあまあ年季が入っていますが、出発を待つ間に周囲にある案内板を見ていると「思っていたよりも、こりゃすごそうだ」と期待が高まっていきました。車両はシェイ式蒸気機関車と電気動力のミニロマンスカーの2種類。5両編成で実物の6分の1スケールです。路線はなんと全長約1・1Km、所要時間は約20分の表示。少なくとも私が知っているミニSL的なものって、目に見える範囲を2〜3周回って1分もかからないうちに終了。それでいて値段が結構高いというイメージだったのでこれはスゴイ。ちなみに大人300円、小人200円って、コスパ最強じゃないですか?

 派手なファンファーレとともに出発すると鉄橋や踏切、トンネルに交じってスイッチバックが2カ所も!線路幅はおよそ19cmだというのに坂もぐんぐん上っていきます。そう、ここは立派な「山岳鉄道」だったのです。後ろから車掌さんが歩いてついて来られる程なのでスピードは出ませんが、子どもも安心。

 今年は桜の開花が遅いようで、見ごろはこれから。立ち止まらないし、密にもならないので、列車からのお花見もいいかもしれません。

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