県立足柄高校(南足柄市怒田)2年生の近藤杏音さんが陸上の県高校総体(5月14〜15、21〜22日・三ツ沢公園陸上競技場)女子やり投げで5位に入り、6月の関東大会(17〜20日・栃木県総合運動公園)への出場を決めた。同校によると、足柄高校陸上部における関東大会出場は21年ぶりとなる快挙。
女子やり投げには48人が出場、上位6人に与えられる関東大会出場権を争った。近藤さんは1回目で36m33を投げ、3回目までのベスト記録でトップ8に入り4回目以降の試技に進出。しかし、4回目、5回目と記録を伸ばすことはできず、最終試技を残し、40m超の上位2人を除いた近藤さん含む6人が、3m前後の記録差の中にひしめく大混戦状態。関東切符は最終6投目に懸かっていた。
ギリギリを攻め、最後の一投で記録を伸ばす選手が多い中、近藤さんも自己ベストを2m超える37m01を記録。最終的に5位で関東行きを決めた。近藤さんは「最後ですべてが決まると思うと、緊張で固まってしまっていたが、後ろからチームが応援してくれたので支えられた。関東大会では40m超の自己ベストを狙いたい」と話す。
練習時は周囲の部員やOB、近隣の高校が協力してくれているといい、応援がエネルギーになっている。始めた当初は「やりが飛ぶ様子も見られない位、すぐに落ちた」と笑うが、次第にやりが飛び、フィールドに刺さる瞬間が見られるようになるなど、競技の楽しさ倍増中。顧問の松村玲子教諭は「とても素直で謙虚。伸びしろたっぷりなので頑張ってほしい」と話している。
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|