足柄 トップニュース社会
公開日:2022.08.06
「祭」の延期や縮小相次ぐ
「3年ぶり」の期待つかの間
県内では今年2月頃から6月上旬にかけて新型コロナウイルス感染症の新規陽性者が減少傾向にあり、夏まつりなど各種イベントも3年ぶりの復活が予定されていたが、6月下旬から感染の急拡大が始まり、急きょイベントの延期や縮小開催が相次いでいる。
南足柄市は今年、市制施行50周年の記念イヤー。市最大のまつりでもある「足柄金太郎まつり」は 日常を取り戻す意味でも、コロナ対策を講じた中で規模縮小して8月7日に開催する予定だった。
しかし、市内でも感染力の強い変異株や子どもの感染が急速に広がっている状況を考慮し、7月26日の実行委員会で会場でのまつりは中止とすることを決定。関東地区最大級のねぶたの展示、のど自慢ステージ、キャラクターショーといった企画がなくなった。
一方で、まつりのフィナーレを飾る花火は「明るく元気な希望の明日を願い」予定通り開催。同日午後8時から市内怒田地区と塚原地区で打ち上げられる。市内の小学校に通う子を持つ母親は「残念だが、知る限り他市町もイベントには同様の対応。これだけ感染が広がっている中では仕方がないのではないか」と理解を示す。
このほか、近隣では8月6日に予定されていた大井町の「第36回大井よさこいひょうたん祭」が日程未定の延期、8月10日に予定されていた山北町の「第38回丹沢湖花火大会」が12月頃への延期が発表されている。
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