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公開日:2022.10.22

松田中美術部
黒板アートで最優秀賞
全国85作品の頂点に

  • 「ゆるさも特長の一つ」という美術部員たち

    「ゆるさも特長の一つ」という美術部員たち

  • 受賞作品(おおよそ天地110cm、左右220cm)

    受賞作品(おおよそ天地110cm、左右220cm)

 黒板アートの全国大会「日学・黒板アート甲子園2022」の審査結果がこのほど発表され、中学生を対象としたジュニアの部で松田中学校美術部が最優秀賞を受賞した。

 大会は、黒板・ホワイトボードメーカーの日学株式会社が主催。プレ大会を経て2016年に本大会が始まり、今年で7回目。今回、ジュニアの部には、過去最多となる51校から計85作品の応募があった。

 松田中学校美術部の作品タイトルは「神奈川東海道遠望之圖」。自分たちが暮らしている足柄地域の風土やイメージを題材に、過去・現在・未来を見つめる自分たちの姿を描いた。ビルや橋などを立体的に見せる描き方や花火などの光の表現に特にこだわったといい、生徒たちは「何度も書き直したが、完成したときの達成感はとても大きかった」と振り返る。

 昨年の入賞を経て「今年はさらに上を狙いに行こう」という気持ちでまとまっていた。描画技術を高めることはもちろんだったが、応募各校のレベルが上がっている中で「それだけでは勝てない」と踏み、作品に奥深さを持たせるために採り入れたのが、時間軸を超えた「場面」の重ね合わせ。これにより、独特の世界が生まれ、見る者を「松中ワールド」に誘う作品に仕上がった。

 審査員の一人でチョークアーティストの熊沢加奈子氏からは「色使い、レイアウト、ストーリー構成に感動した。スキルも高く、素晴らしい作品」と評された。

ストーリー意識

 部員数は18人。数年前まで個々の制作に取り組むのが基本活動だった中、顧問の稲川卓志総括教諭は「みんなで協力して目標に向かう経験を味わってほしい」と、黒板アートの活動を提案。部員たちも夢中で取り組むようになったという。

 構想から制作まで数十時間。夏場、エアコンのない教室での作業は暑さとの戦い。また古い黒板はチョークの乗りが悪く、思うような表現ができない難しさもあった。それでも励まし合い、チョークを削る人、色を作る人、技法を生み出す人、黒板に向かう人といった具合に役割分担。全員でつかんだ賞だった。稲川総括教諭は「黒板アートを通してたくさんのことを学んでもらえたら」と話している。

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