東海大学教養学部人間環境学科岩本ゼミの築(ちく)俊輔さんと渡邊舞香さんがこのほど、それぞれ卒業研究として、松田町のプロモーション動画を製作した。町はSNSなどを使い拡散を図り、PRにつなげていきたい考え。
2人が所属している岩本泰研究室は、テーマの一つとして、持続可能な開発目標「SDGs」に関連し、関係人口の創出や拡大を図ることによる「持続可能な地域づくり」について研究を行っている。研究の中で、松田町とのやりとりも多かったことから、もともとなじみ深かったという。卒業研究のテーマ設定は自由だったが、何に取り組むかを考えた時、学びの集大成としてシティプロモーション動画を作ることに決めた。
築さんは「自分でできる範囲で収めるのではなく、多方面に協力を仰ぎ、より良いものにしたかった」と振り返る。バイクが好きな自身がバイカー目線でその魅力を映した動画は、バイク用ライディングギアメーカー株式会社クシタニの協力を仰ぎ、撮影を工夫。地域の人と関わりながら過ごす日帰りツーリング旅を提案するような仕上がりになっている。
一方、渡邊さんは西平畑公園をデートで訪れるという設定。スマホに最適化し、主観映像で見せながら、2人の思い出作りを後押しする。「町で一番の観光スポット。盛り上げるためにプロモーションでどうにかできないかと考えた時、デートという仕立てを思い付いた」と話す。時折、自身が映り込み、土産物や絶景スポットに心躍らせる姿も映像の良いスパイスとなっている。
松田町役場の富士原賢吾さんは「それぞれ毛色の違った動画を作っていただき、町としても大変うれしく思っています。今後のプロモーションに使わせていただきたい」と話している。
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