南足柄市は2月25日、カーボンニュートラル実現へ向けた機運を盛り上げていこうと、市文化会館でキックオフフォーラムを開いた。今まで以上に気候変動問題を自分のこととして捉え、市民や企業にも身近なところからの行動変容を呼び掛けていく方針。
各地方公共団体では、地球温暖化対策の推進に関する法律も踏まえ、地域の特性に合わせ、2050年の脱炭素社会の実現に向け、温室効果ガスの排出削減等に取り組んでいる。
南足柄市も昨年6月の環境フェアで「ゼロカーボンシティ宣言」を表明。南足柄の自然環境を守り育て後世に残していくことが使命だとし、市民・事業者・行政が一体となった地球温暖化対策の推進を誓っていた。
この日は小泉進次郎衆議院議員による基調講演ののち、「環境都市宣言2023」を宣言。市内26の企業等との間でパートナーシップ協定も締結した。同市の場合、温室効果ガスの排出量は、産業部門の割合が高いといい、今回の協定により、相互に理解協力のもと、事業者らの環境保全活動を推進していく。
加藤修平市長は「脱炭素社会の実現は人類全体の未来を守ること。実現には世代を超えた長期での取り組みが求められるが、市と市民、そして企業がそれぞれできることに取り組んでいき将来にわたる持続的な発展を目指す」と話した。
締結式後の2部は、市内小学生による未来の自分へ書いた手紙の発表や足柄台中学校吹奏楽部の演奏、南足柄日本舞踊連盟とキッズダンスチームのコラボステージが会場を盛り上げ、南足柄ジュニア・コーラスと足柄高校合唱部の発表で幕を閉じた。
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