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足柄 トップニュース社会

公開日:2023.07.01

南足柄市
こども未来部を新設
子育て支援拡充等に対応

  • 南足柄市役所

 南足柄市(加藤修平市長)は7月1日から、子ども・子育て支援や児童福祉を担う部署「こども未来部」を新たに設置した。子育てに関する各種サービスの拡充や新事業の開始などに対応することで、子育て世帯の定住促進や人口増につなげていくことなどがねらい。

専門部署立ち上げ

 「こども未来部」には児童手当や小児医療費助成などを行う「子ども育成課」と、子育て支援や児童相談などを行う「子ども支援課」の2課を設置する。

 これまで健康づくり課や福祉課、高齢介護課などと併せて福祉全般を担う「福祉健康部」の中に組み込まれていた両課を切り離し、子ども・子育て支援、児童福祉を専門に担う部署とする。いずれも、これまで同様に大雄山駅前の商業施設「ヴェルミ2」内にある市子育て支援拠点施設「にこっと」に窓口、事務所を置くという。

市長や国の方針を受け

 同市は昨年4月に「にこっと」を開所するなど、子育て世代へのサポートを強化してきた。加藤修平市長が掲げる重点施策の1つでもあり、今回の部署新設も4月の市長選後間もなく準備が進められていた。今後は具体的に11月以降をめどに小児医療費無料化の対象を従来の中学3年生までから高校卒業まで引き上げることを目指しているほか、小・中学校給食費の無償化や育児相談の助成などが案として挙げられている。

 政府も今年4月に子どもに関連する行政分野を一元的に取りまとめることを主な目的として「こども家庭庁」を創設するなど、子どもや子どもを持つ親への支援体制の強化を進めている。同部の部長に就任した矢野幸男氏は「市や国の新たな取組みやサービスの拡充に対応できるよう準備を進め、市内外の方に子育て支援に力を入れていることを知ってもらいたい」と話した。

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