小田急線開成駅西口にある松田警察署駅前連絡所は5月から、月曜日から金曜日の午後4時から6時の2時間、警察官が2人体制になっている。これまでの週1日から、開成町が駅前の警備体制強化を要望して実現したもの。
開成駅前連絡所は1997年1月に設置された。当初は地域の見守り隊などの防犯ボランティアの活動拠点として使われてきたが、町からの要請を受け、2011年からは警察官OBらで構成する「相談員」が、平日の午前9時から午後3時45分まで連絡所に常駐している。
町は人口や開成駅の乗降客が増えていることなどを踏まえ、松田署に対し、同駅前の更なる警備強化を要望。これを受け、松田署は21年10月から、月曜日の午後5時から6時の1時間、同連絡所に警察官を配備していた。そして今年5月からは、月曜日から金曜日(祝日除く)の午後4時から6時までの2時間、警察官2人を常時配備するように警備体制が拡充された。
これにより、平日の午前9時から午後6時の時間帯の大半は相談員と警察官のいずれかが常駐していることとなる。
町長「要望続ける」
松田警察署の橘将美地域課長は今回の拡充について「適正かつ効果的な交番運用を考える中で、今回の体制とさせていただいた。地域住民の安全と安心を高めていきたい」と説明。山神裕町長は「松田警察署には、開成町民の安全・安心への理解と協力をいただき感謝申し上げる。また、ボランティアの協力や職員の努力にも感謝と労いの意を表したい。町としては、一層の安全・安心を確保していくため、開成駅前への交番設置に向けた要望活動を継続していきたい」と話している。
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