神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2024年8月24日 エリアトップへ

南足柄市消費生活センター 年齢別相談内容を初公表 「ネット」目立つも内容に差

社会

公開:2024年8月24日

  • X
  • LINE
  • hatena
年齢別相談内容を初公表

 南足柄市消費生活センターはこのほど、2023年度に同センターに寄せられた相談の実態を発表し、今回初めて年齢別の相談内容を分析した。年齢に関わらずネット関連の相談が多く、70代以上はフィッシングが目立つ結果となった。

 南足柄市消費生活センターは、南足柄市、大井町、松田町、山北町、開成町、中井町の1市5町を対象に、消費生活相談を受け付けている。

 23年度に寄せられた相談は542件(昨年比マイナス30件)。内訳は「苦情」が461件(同マイナス47件)、「問合せ」が81件(同プラス17件)だった。地域別でみると、人口1千人あたりの相談件数は、南足柄市が6・01人と最も多く、松田町、山北町、開成町、大井町、中井町と続いた。

 年齢別の相談内容を見ると、全世代でインターネット関連の相談が多いが、若年世代は「副業・就業」、40歳・50歳世代は「通信販売」、60歳以上の高齢者世代は「フィッシング」や「カード不正利用」といった具合に、世代で内容に違いがあることも判明した。

 70歳以上で多い「フィッシング」とは、実在する組織などを騙って、ユーザネーム、パスワード、アカウントID、キャッシュカードの暗証番号、クレジットカード番号といった個人情報を詐取するもの。同センターの相談員は「宅配や銀行などを装って、電話やメールで連絡してきて、言葉巧みに番号などを聞き出す。その手口も巧妙化してきている」と話す。

 また、特に60歳代以上の高齢者を狙った屋根・家屋工事などの「点検商法」の相談も多かった。不安をあおって不必要な工事や法外な価格のリフォーム工事、商品交換等を契約させようとするもので昨年は特に給湯器で目立った。

 18歳から20代の若者世代に多い「副業相談」は簡単に稼げる、儲かるなどのサイトを通じてのもの。40歳代と50歳代に多い「ネット通販」は「1回だけのお試し購入つもりで申し込んだが、定期購入になった」といった相談が多く見られた。

 同相談員は「デジタル化やAIなどの技術が急速に進展し、それに伴うトラブルも増加しています。世代によって相談内容が違ってくることもわかり、結果を相談にも生かしたい」と話した。

 契約・解約や販売方法、商品・サービスなど消費生活に関する相談は、同センター相談専用電話【電話】0465・71・0163。

湘南巻き爪矯正院 小田原院

無料相談会実施中!神奈川16店舗展開 施術実績41万回超 切らない・痛くない「負担の少ない施術」

https://www.shonanmakitume.com/odawara/

<PR>

足柄版のトップニュース最新6

ネットで簡単に施設予約

山北町

ネットで簡単に施設予約

8施設で3月14日から

2月15日

小涌園に開成町つるし雛

小涌園に開成町つるし雛

70周年で連携企画

2月15日

70周年の節目祝う

開成町

70周年の節目祝う

町長「先人に感謝、更に成長を」

2月8日

関東でも確かな手応え

立花学園高男子バスケ

関東でも確かな手応え

初の県準優勝経て「次は春」

2月8日

町づくりに小学生が提言

町づくりに小学生が提言

6日 山北町子ども議会

2月1日

CO2削減、当事者意識で

南足柄市×関連5企業

CO2削減、当事者意識で

庁舎一角に啓発スペース

2月1日

あっとほーむデスク

  • 2月15日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2025年2月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook