意見広告・議会報告
県政報告 適応力で確かな未来を 神奈川県議会議員 杉本とおる
2025(令和7)年が始まりました。今年の干支は乙巳(きのと・み)、「へび年」であります。聞くところによれば、この年は、発展と再生を意味するそうです。変化を受け入れる心を持って努力をすれば、実を結び、勢いをもって発展する「成長の年」と言われているようです。
自分を知る
言うまでもありませんが、「成長」に必要なことは、まず自分自身と向き合い、現状をきちんと受けとめることです。県政で言えば、県民の財産と暮らしを将来にわたって守り続けるために、この先何が予想されるのか、何が必要なのか、何を備えるべきなのか、どのような施策が求められているのかを整理することです。
スピード感
2025年は団塊の世代が後期高齢者となり、医療費の増大、労働力の不足など様々な問題が顕在化してくる年とされています。超高齢社会は神奈川に限ったことではありませんが、全国的に見ても急速に進んでいる地域の一つとは言えるでしょう。つまり、これらの課題への対応は待ったなしということです。
多様な視点
時代はあまりにも早く流れています。経験則で対応しきれない場面は、今後ますます増えるでしょう。神奈川県議会議員として、住民を代表する私たちには常に情報収集を忘れず、多様な視点に立ち、将来を見据えた方向性を柔軟に見出していくことが求められています。
どんなに難しい課題でも、見方や発想を変えることで、それまで気づくことができなった解決策が見つかる場合があります。そしてそれを乗り越えた時、わたしたちはまた一歩、成長していくのだろうと思います。未来は決して待ってはくれません。何事にも前向きに立ち向かうことは忘れずにいたいと思います。
県民の視点で
一部の県政課題について、取り組み状況を含めてご報告したいと思います。
▼物価高騰対策/国の重点支援地方交付金を活用して、対策を講じます▼人口減少対策/希望出生率が大きく低下する中、改訂する「人口ビジョン」に人口の将来展望を示していきます▼防災対策/ドローンと防災ヘリコプターを導入します。また、避難所用テントの備蓄を強化します▼かながわの水源環境の保全・再生/令和8年で取り組みは終了しますが、継続していきます。その内容には、県民の皆様や市町村の意見を聞き、検討を進めます▼県立中井やまゆり園/利用者の健康リスクの改善や、看護に関するマニュアルの抜本的な見直しを進めます▼防犯対策/防犯カメラの設置を拡大します。また、路面規制標示を加速度的に補修します。このほか闇バイト問題は、学校での非行防止教室や街頭キャンペーン、SNS等様々な媒体を通して、幅広い世代への広報啓発活動に取り組みます
▼県西地域の医療体制強化/足柄上病院の再整備を踏まえ「区域対応方針」を策定。また、地域の連携を深める取り組みに支援を検討していきます。
922万人を超える人口の暮らしを支える神奈川県政。これらはほんの一部にすぎません。大きな声から小さな声まで、丁寧に耳を傾け、これからも県民生活の向上と地域社会の発展に努めてまいります。
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