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公開日:2026.05.09
神奈川県 足柄上地域 落とし物1年で2千件 財布やスマートフォンなど 大雄山線では最乗寺の土産物も
4月から1カ月が経ち、新生活を送る人も多い中、通勤、通学中など慣れない移動で落とし物をしたことはないだろうか。松田警察署に取材したところ、財布やスマートフォンのほか登山グッズまで、2025年の1年間で約2000件の落とし物が届けられていたことが分かった。
神奈川県警が発表している最新の2024年で1年間の落とし物は県全体で約28万件だった。
松田警察署管内では25年の落とし物件数が約2000件で、分類別では財布、身分証、スマートフォンが上位を占める。署員は「人口が少なく、車移動が多いことなどから、他エリアに比べると数は少ないが、この地域における件数自体はコロナ過以降増えている」と話す。
ひと口に「落とし物」と言ってもその種類はさまざまだ。丹沢など山岳地を抱えるエリアのため、登山関連も多い。ストックや谷底へ落としたリュックなどから地域性が伺える。
時には迷い犬などの動物が届けられることもある。一時的に署内でケージ保護するが、飼い主が見つからない場合は県の動物愛護センターへ送られるため、署員が個人的に引き取るケースもあるという。
警察に届けられた品は3カ月間保管される。期限を過ぎた物品は、四半期ごとに破棄、または専用業者に売却され、その収益は県の歳入となる。2025年は月間30万円程度が売却されている。
県警ホームページでは24時間、落とし物の検索が可能となっている。
鉄道では
地域住民の足である大雄山線では月に約100件の忘れ物が発生しているという。種類別の最多は傘だが、最近目立つようになったのがワイヤレスイヤホン。大雄山最乗寺の参拝土産や「天狗の葉団扇」が届くこともあるようだ。
拾得物は小田原駅や大雄山駅で管理され、高額な金銭の場合は当日のうちに、少額な金銭やカード類などは2週間保管した後に警察へ届けられる。その他、衣類や傘、小物関係は基本3カ月保管し、持ち主が現れなかった場合は、同社で処分される。返還率は全体で約20%に留まる。「鉄道では小物関係が多く、小銭や安価な傘などは諦めてしまうのでは」と職員は話す。
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どんなに気をつけていても起きてしまうこともある落とし物。取材してみて、それでも手元に届くのは、拾い主の善意があってこそ。管理の徹底と感謝の気持ちを忘れずにいたいと思った。
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