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秦野版 公開:2011年8月13日 エリアトップへ

市環境保全課 ニホンザルを追い払い 県、伊勢原市と連携

社会

公開:2011年8月13日

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今年に入り市内ではサルの目撃情報が急増しており、畑の被害も深刻化している(撮影:岩下明生さん)
今年に入り市内ではサルの目撃情報が急増しており、畑の被害も深刻化している(撮影:岩下明生さん)

 秦野市内でニホンザルの目撃情報や被害情報が寄せられていることを受け7月26日、神奈川県と秦野市、伊勢原市が連携して、ニホンザルの組織的追い払いを初めて実施した。

 これまで、サルは伊勢原市の山奥から大山周辺を主な生息域としており、大きな群れとして大山群と子易群が確認されていた。

 秦野市内でも以前からサルの目撃情報はあったものの、交通量の多い国道246号線が移動を阻み、大きな群れはなく生息数は少ないとみられていた。

 しかし、今年に入ってから目撃情報が増え、これまで情報が寄せられなかった北矢名などでも生息が確認された。生息域の南下にあわせ、トウモロコシやミカン、カボチャなどの畑で作物が食い荒らされる被害も相次いで発生。サルは群れで襲撃するため、一晩で畑が壊滅的な被害を受けた例もあるという。人への直接被害はまだ報告されていないが、深刻な状況になる前に対策を求める声があがっていた。

花火で山奥へ誘導

 そこで市環境保全課鳥獣対策担当と伊勢原市、神奈川県は、人里付近まで下りてきたサルを山奥に戻すため、広域での一斉に追い払を初めて企画した。

 この日は24人が参加し、弘法山に集合した。県の専門員とともに綿密なミーティングをした後、分散して作戦を開始。煙火と呼ばれる花火でサルを人家近隣から追い払った。参加者たちが徐々に追い詰めると、サルは246号線をまたぐ電線を伝って伊勢原市側へ逃亡。伊勢原市の参加者と合流し、さらに山奥へと誘導した。同課によると、今回追い払ったのは大山群のサルだという。

 同課では「今回の追い払いで、サルを山奥に追い払う効果が実証された。しかしサルの移動速度は速く、再び戻って来てしまう例も報告されています。追い払い方などを改善して、定期的に実施していきたい。もし市内でサルを見掛けたら、刺激をせずに市の環境保全課までご連絡を」と話した。市内のサル目撃情報は同課【電話】0463(82)9618まで。
 

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