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公開日:2013.06.22
秦野保健所
難病の携帯手帳を作成
県内初 災害時対策に
県秦野保健福祉事務所がこのほど、独自に難病患者のための「災害時携帯手帳」を作成した。保健所がこうした携帯手帳を作成するのは県内初の試み。
きっかけは2年前の東日本大震災。「保健所も停電で電話が通じず、安否確認ができなかった。避難所でもどんな病気か分からず、支援を受けられない事も多かったそうです」と保健予防課の担当者は話す。そこで、難病患者の支援について再度検討。病態や症状、避難所での支援の仕方をまとめたものを携帯することで、自らを守ってもらおうと手帳の作成を開始した。通常業務の合間をぬって作成したのは、特定疾患それぞれの手帳68種類。デザインや印刷も全て同課で手づくりしたという。
災害時携帯手帳は今年3月末に同保健所管内(秦野市・伊勢原市)の対象者1470人に個別郵送。また要介護の人には、支援機関に関する情報をまとめられる「療養情報手帳」も作成し、配布した。
配布から約3カ月経ち、医療受給者証と共に携帯する人も増えている。保健所では「ホームページからもダウンロードできるようにしました。管内の方だけでなく、他市、県外の人にも活用してもらえたら」と話している。HPアドレスはhttp://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p647324.html
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