菩提の百目柿(ひゃくめがき)、収穫へ 10年後の特産化めざす
ぼだい天(あま)干し柿生産グループ(会員18人・山口博会長)が栽培する百目柿(ひゃくめがき)が収穫期を迎える。今年は、10月中旬の台風26号による影響で、全体の7割の果実が収穫を前に落下してしまったという。
百目柿は渋柿の品種で、実が大きく、よく熟すとそのまま食べても甘いのが特徴だ。皮をむき、天日で干したあと、むしろの上で乾燥させると、1個あたり300グラムあった重さが、100グラム以下まで減る。こうして作られた干し柿は枯露柿(ころがき)と呼ばれる。同会でも、収穫した百目柿を「はだの丹沢枯露柿」として売り出すのだという。
同会は、百目柿の名産地である山梨県の塩山(えんざん)から種を譲り受け、菩提周辺での特産化を目指し、1998年頃から栽培を続けてきた。始めてから10年間はなかなか実らないのが柿栽培。その期間は百目柿の果実は特に木から落ちやすく、「100個ついたと思ったら、すぐ落ちてしまった」という。かといって、早く収穫しても保存が難しい。それらの問題を克服するため、余分な蕾(つぼみ)を摘み取ったりするなどの対策を徹底してきた。また、1度実のなった枝には結実しないため、毎年、それを見越して枝を育てる必要がある。去年あたりからやっと上手く実が育つようになってきたところで、今年、台風の被害を受けた。生産した枯露柿を入れるための箱や、宣伝用の旗はすでに用意されているそうだ。「あと10年後には大量に収穫できるようにし、特産化したい。来年以降に期待していて下さい」と山口会長は抱負を語った。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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