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公開日:2014.01.16

榊原健一さん(堀川在住)
秦野初 プロテニス選手に
「世界を目指す」

  • 榊原健一さん

 ジュニア時代からテニスの全国大会などで活躍してきた榊原健一さん(22・堀川在住)が、今年1月1日からプロ選手としての道を歩み始めた。秦野市では初となるプロテニスプレーヤーの誕生だ。



 「世界で戦える力を持ったプレーヤーになりたい」と抱負を話す榊原さん。6歳から父親の影響でテニスを始め、ジュニアでは関東、全国、国際大会などに出場経験を持ち、秦野高校在学中にはインターハイに出場するなど常にトップ選手たちの荒波に揉まれてきた。ここ数年は国内外合わせて年間約30大会に出場し、コンスタントに結果を出せるようになってきたことからプロへの転身を決意した。



 プロ選手になるには国内ランキング100位以内がひとつの基準となる。榊原さんは直近の国内ランキングで47位(2013年12月現在)をマークしている。



 本格的にテニスに力を入れ始めたという中学時代から思い描いていた「プロ」の世界。「気が引き締まる思いはあるが気負いはない。やっとスタートラインに立ったという感じです。勝ちにこだわるシビアさは以前にも増しています」と凛々しい顔をみせる。



ブラジルで感じた「どんどん強くなれる」



 昨年6月から9月までの間、ブラジルに滞在。自分自身で手さぐりにパイプを探し、元世界ランキング1位のグスタボ・クエルテン選手を輩出したコーチのいるクラブで練習、国際大会への出場とテニス漬けの日々を過ごした。



 テニスの主流アメリカ、欧州ではなく、ブラジルを選んだひとつの理由は2016年リオデジャネイロ五輪の開催国であること。ジュニア時代から榊原さんを指導してきたエムスタイルテニストレーニングセンターの三原忍さんは「五輪開催による競技の強化や、南米の陽気さもいい影響を与えてくれるのでは」と話し、厳しい道のりを歩き出した教え子に「(榊原さんの)努力や姿勢は誰に対しても誇れるので、みんなが憧れ、力、夢、勇気を伝えられるスター選手になってもらいたい」と期待を寄せる。



 ブラジルのプレーは世界レベルに近く、その中で試合経験を積み、乗り越えていくことを考えながらプレーしてきた。ブラジルでの充実した経験を思い起こし、榊原さんは「どんどん強くなれるという感覚がある」と話した。今後は海外での活動に比重を置き、多くの大会に出場し、世界ランキングを上げ、五輪出場も目指したいという。



 世界へ向け歩み始めた榊原さんだが、やはり地元は秦野という意識を持っており、「今後のプロ活動の中でも、地元の応援を受けてやっていきたいと思っています」と話した。

 

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